『ハゲタカのえじき』ルール解説&レビュー!!5歳幼児とプレイしてみた感想

こんにちは!トマタです!

『ハゲタカのえじき』は、数字カードの大きさでハゲタカカードを競り落とすという簡単なルールで、熱い駆け引きが楽しめる王道のカードゲームです。

今回は、『ハゲタカのえじき』の遊び方と、筆者が実際に子どもたちと遊んでみた感想・レビューを徹底紹介していきます。

【この記事でわかること】

  • 「ハゲタカのえじき」の遊び方・ルール
  • 「ハゲタカのえじき」は5歳幼児にプレイできるのか?
  • 「ハゲタカのえじき」を実際に遊んでみた感想・レビュー

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目次

『ハゲタカのえじき』ってどんなゲーム?

『ハゲタカのえじき』は、各プレイヤーが1~15の数字カードを出し合って、数字の大小によりハゲタカカード(得点)を取り合う”競り系”カードゲーム。
ハゲタカカードにはプラスとマイナスがあり、最終的に獲得点数の高いプレイヤーが勝利というシンプルなルールです。

このゲームの特徴は、他のプレイヤーと数字がバッティングしてしまうと、得点カードを獲得することができなくなってしまうというところ。

どのプレイヤーも「10点」が欲しいのは同じですが、最強の「15」を出しても他の人と被ってしまえばハゲタカを獲得することはできません。
そのため、相手と被らないために「あえて小さい数字を出す」「裏の裏をかいて大きな数字を出す」などの駆け引きが生まれ、高度な心理戦が繰り広げられます。

カードはすべて使い切りなので、数字カードは一度出したら二度と使うことができません。そのため、どの数字カードで何点のハゲタカを狙うかが勝負の分かれ目となります。

『ハゲタカのえじき』の基本情報

『ハゲタカのえじき』の作者は、ドイツのボードゲームデザイナーであるアレックス・ランドルフ氏。ボードゲーム界の巨匠です。
1988年に発売された『ハゲタカのえじき』は、その年のドイツのゲーム大賞にノミネートされた名作です。

スクロールできます
対象年齢7歳~
プレイヤー数2~6人
プレイ時間15分
販売元メビウスゲームズ
ジャンル競り/バッティング
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内容物

『ハゲタカのえじき』の内容物は以下のとおりです。

  • 数字カード:90枚(6色×1~15まで書く1枚)
  • ハゲタカカード:15枚(-1~-5、1~10まで各1枚)
数字カード(全6色)
ハゲタカカード

『ハゲタカのえじき』のルール解説

それでは、ここから『ハゲタカのえじき』のルールを説明していきます。

準備

  1. 数字カードを色別に分け、各プレイヤーに同色の「1~15」カード一組を手札として配ります。
  2. ハゲタカカード15枚はシャッフルして、テーブル中央に裏向きに置いて山札とします。

これだけで準備は完了です。ラクちんなので、繰り返し遊びやすいですよね!

ゲームの流れ

  1. ハゲタカカードの山を1枚めくり、場にオープンします。
  2. 各プレーヤーは手札から数字カードを選択し、自分の前に伏せて出します。
  3. 全員揃ったら、前に出した数字カードを一斉に表にします。
  4. ハゲタカカードを取る人を判定し、そのプレイヤーがハゲタカカードを獲得します。
    使用した数字カードは再使用できませんので、手札には戻さず裏向きにして置いておきます。

1~4を15回繰り返したらゲームは終了。数字カードもハゲタカカードも15枚ずつのため、ちょうどなくなります。獲得したハゲタカカードの数字を合計し、一番多い人が勝利となります!

ハゲタカカードを取る人の判定方法

ハゲタカカードにはプラスとマイナスがあり、プラスの場合は一番大きな数字を出した人が、マイナスの場合は一番小さな数字を出した人がハゲタカカードを取るというルールになっています。

プラスは奪い合い、マイナスカードは押し付けあうという形になっているわけです。

トマタ

例を見ながら説明していきます!

プラスカードの場合

プラスカードの場合は、一番大きい数字を出した人がGETすることができます。

上の場合は、一番大きい数字を出した「13」の人がハゲタカカードを受け取ります。

【重要】バッティングしたら受け取れない

このゲームを面白くしてくれる重大なポイントは、他の人と数字が被った(バッティングした)場合はカードを獲得する権利がなくなってしまうということです。

バッティングが起こった場合は、次に大きな数字を出したプレイヤーがカードを獲得します。

上の場合は、「15」がバッティングしてしまっているので、次に大きい「10」を出した人がハゲタカカードをGETすることができます。

高得点カードが出たときは最強の「15」を出したくなりますが、数字が被ってしまうと獲得できないうえに貴重な「15」を失うことになります。

そのため、どこで「15」を使うかは勝敗の行方を占う重要なポイントになります。

マイナスカードの場合

マイナスカードの場合は、一番小さい数字を出した人が引き取らなくてはなりません。

上の場合は、一番小さな数字を出した「6」の人がハゲタカカードを引き取ります。

バッティングした場合にカードを受け取らないのは、プラスカードの時と同様です。

上の場合であれば、一番小さい「9」がバッティングしているので、「10」を出した人がマイナスカードを引き取らなくてはなりません。
マイナスカードの場合は、小さな数字でバッティングをするとカードを受け取らなくてよいので、むしろラッキーですね。

バッティングにより誰も受け取ることができない場合

バッティングによりハゲタカカードを受け取れるプレイヤーがいない場合、そのカードは場に残し、次にめくるハゲタカカードと一緒に奪い合うことになります。

上の場合、「9」のハゲタカカードを受け取るプレイヤーがいないので、次のターンでめくられた「-4」のカードと合算され、「5」点のハゲタカカードとして競います。

なお、2枚のハゲタカカードの合計がプラスかマイナスかによって、受け取る人は以下のようになります。

  • 2枚のハゲタカカードの合計がプラス  ⇒ 一番大きな数字を出した人がまとめて獲得
  • 2枚のハゲタカカードの合計がマイナス ⇒ 一番小さい数字を出した人がまとめて獲得

『ハゲタカのえじき』親目線レビュー

手軽に複雑な心理戦を楽しめる

『ハゲタカのえじき』の最大の魅力は、「数が大きければ勝ち」という単純なルールでありながら、相手のカードを読む複雑な心理戦を楽しめるところ。

「高得点を獲りたいけど、ここで強いカードを出すとバッティングしそう…」というジレンマとの戦いです。バッティングルールがあることで、シンプルでありながら絶妙なゲームバランスが成立しているんですよね。バッティングルールを考えたランドルフさん、天才かよ。。

しかも、ゲーム中にバッティングが起きると確実に場が盛り上がります。

「せっかく15出したのに!」「小さな数字で獲れたラッキー」などなど、様々な感情が飛び交うのです。このゲームの一番面白い瞬間かもしれません。

5歳の娘と遊んでみた感想

対象年齢は7歳~ですが、5歳の娘でもすぐにルールを理解してプレイすることができました。ただし、複雑な読み合いとなると、さすがにまだ難しいようです。

「高い点数には大きな数字を出す」「マイナスは取らない方が良い」といった基本的なところは理解しているのですが、相手が何を出してくるかまで考えることは難しく、プレイスタイルは超ストレートな傾向になります。

例えば、「10」点のハゲタカカードには、確実に「15」のカードを出してきます。

でも、周りの大人たちは娘が「15」を出してくる前提でゲームを進めるので、これはこれで面白い展開になります。
自分も「15」を出せば娘とバッティングして他のプレイヤーに「10」点を取られることになりますし、誰も「15」を出さなければストレートな娘が毎回「10」点を獲得することになります。

「10」点を獲りに行くのか、割り切って小さいカードを捨てるのか、周りの大人たちの読み会いが始まるのです。

ちなみに、複雑な読み合いはできない娘ですが、「今日も『ハゲタカのえじき』やろう!」といつもせがんでくるので、ゲーム自体はとても楽しいようです。

知育玩具にもなる

我が家はボードゲームを通じて楽しい育脳をすることを目指しています。戦略性の高いゲームは、頭の体操にも最適。戦略を練ることで論理的思考力の向上につながると、私は固く信じています…。

『ハゲタカのえじき』も、相手の出したカードを記憶して、どの場面で強いカードを出すか考えるなど、記憶力や思考力の訓練になります。数字の強い子に育つことも期待できそうですね!

5歳の娘には少し難しいようでしたが、我が家の8歳の息子は、「相手がどんなカードを出してくるだろう…」と想像しながら、よく考えてプレイしていました。

まとめ

今回はドイツ生まれの名作カードゲーム『ハゲタカのえじき』をご紹介しました。

簡単な説明だけでプレイできるので、普段ボードゲームをしない人とも手軽に遊びやすく、誰とでも盛り上がれるゲームです。来客時や親戚の集まりなどでも重宝すると思いますよ。

超シンプルなルールでありながら、複雑な心理戦を楽しむことができるというのが最大の魅力ですね!

「シンプルだけど奥深い」

これこそ名作カードゲームたる理由ではないでしょうか。まだプレイをしたことがない人は、ぜひ一度お試しください!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

この記事が少しでも皆さまのお役に立てますように・・・ではまた!

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この記事を書いた人

本業:経理マン、副業:底辺FP(腐っても1級)

2児の父親でもあるリーマンFPが、ファミリー世帯のための『子育て情報』と『マネーリテラシー向上に繋がる情報』を発信していきます

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