カタンジュニアのルール解説&徹底レビュー!5歳幼児にプレイはできるのか!?

こんにちは!トマタです!

ボードゲームの名作カタンの子ども向けバージョン「カタンジュニア」に日本語版があると知り、実際に購入して遊んでみました!

カタンのスタンダード版は戦略的なゲームで、子どもには難しいイメージですが、カタンジュニアの対象年齢は6歳からとのこと。我が家には8歳の息子と5歳の娘がおりますが、5歳幼児でもプレイすることはできるのでしょうか?

今回は、カタンジュニアの遊び方と、筆者が実際に子どもたちと遊んでみた感想・レビューを徹底紹介していきます!

トマタ

子どもとカタンを遊びたいと思っている方、カタンジュニアの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください!

【この記事でわかること】

  • カタンジュニアは5歳児でもプレイできるのか?
  • カタンジュニアの知育玩具としての魅力
  • カタンジュニアの遊び方・ルール
  • カタンジュニアを実際に遊んでみた感想・レビュー

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目次

カタンジュニアの基本情報

スタンダード版との違い

まずはカタンジュニアとスタンダード版の違いについて、簡単にまとめてみました。

スクロールできます
項目
カタンジュニア

カタンスタンダード
対象年齢6歳~8歳~
プレイヤー数2~4人3~4人
プレイ時間30分60分
勝利条件キャンプ7個設置10点
マップ固定土地タイルはランダム
初期配置固定自分で選ぶ
おじゃまコマ資源を奪わない資源を奪う
プレイヤーとの交渉なし
※上級ルールで交渉ありにもできる
あり
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カタンジュニアは、サイコロを振って、資源をもらって、キャンプ地を作るという基本ルールはそのままに、子ども向けにカタンをうまく簡略化した内容になっています。
30分程度で終わり、まず時間が延びすぎるようなこともないので、子どもであっても集中力が途切れずにプレイをすることができます。

内容物

カタンジュニアの内容物は以下のとおりです。

  • 両面ゲームボード:1枚
  • サイコロ:1個
  • 海賊キャンプ:28個(各色7個)
  • 海賊船:28個(各色7個)
  • 「クロウ船長」コマ:1個(スタンド付き)
  • ココカード:16枚
  • 「しげん」チップ:90枚(羊毛、木材、パイナップル、サーベル、ゴールド各18枚)
  • コスト表:4枚
トマタ

ジュニア版とはいえなかなかのボリュームです。なくさないように注意!

カタンジュニアは知育に良いのか?(5歳がプレイした体験談)

では、カタンジュニアは子どもの知育にもつながるのでしょうか?

結論、筆者はカタンジュニアは知育玩具としてもおすすめできると思います!理由は以下のとおりです。

  • 効果的に資源を交換するために論理的思考が必要
  • キャンプや船の配置順、おじゃまコマ「クロウ船長」の置き場所など、ある程度は戦略が必要

ただの運ゲーではありませんので、それなりに考える必要があり、思考力が磨かれるゲームだと思います。

もちろん、子ども向けにうまく簡略化されているため、低年齢の子どもにちょうど良いレベル感。我が家の5歳の娘でも2~3巡繰り返せばルールを理解してプレイは可能でした。

大人のように論理的に戦略を考えるのは、5歳では少し難しいかもしれませんが、ゲームを繰り返すことで論理的思考力が育っていくように思います。

カタンジュニアのルール解説

カタンジュニアは、自分の海賊キャンプ7つを一番早く建設した人が勝ちとなるゲームです。キャンプをつくるための「しげん」を集めて海賊キャンプの建設を目指していきましょう!

まずは準備方法の説明です。

準備

ゲームボードを置く

まずゲームボードを中央に置きましょう。

3~4人で遊ぶ場合はオウムが4羽いる面、2人の場合はオウムが2羽いる面が見えるように置いてください。

プレイヤーが受け取るもの

各プレイヤーは自分の色を選び、自分の色のコスト表、海賊キャンプ7個、船7個を受け取ります。

さらに、「木材」と「サーベル」のチップを1枚ずつ受け取ります。この2枚のチップが最初の「しげん」となります。

ゲームボード上の準備

最初の建設地と航路(それぞれ2箇所ずつ)には、プレイヤーの色がついています。

各自、自分の色のところにキャンプと船を配置します。残りのキャンプ5個と船5個は、手元に置いておきましょう。

16枚のココカードをゲームボードの横に重ねて置きます。クロウ船長のコマは、スタンドに取り付けて6番の城の上に置きます。

ココカード
クロウ船長

ゲームボード上の救命浮き輪に、各種類のチップを1枚ずつ置きます。

トマタ

これで準備は完了です!

遊び方

順番にキャプテンとなって手番を行います。一番小さな子どもから順番に回していくのがおすすめです。

自分の手番では、以下の行動を取ることができます。

  1. サイコロを振ってチップを取る
  2. 建設
  3. ココカードを引く
  4. 「しげん」チップを交換する

①サイコロを振ってチップを取る

自分の手番になったら、まず最初にサイコロを振ります。サイコロの出た目によって以下のとおり行動が変わります。

サイコロの目が1~5の場合

出た目と同じ数字の土地に自分の海賊キャンプがあるプレイヤー(サイコロを振った人以外も全員)は、海賊キャンプ1個につき「しげん」チップを1枚もらうことができます。

例えば、サイコロで数字の「3」が出たとします。

下の図の場合、「3」の土地(森)で手に入る「しげん」チップ(木材)を、青のプレイヤーは2つ、赤のプレイヤーは1つ手に入れることができます。

サイコロの目が6の場合

6が出た場合は、おじゃまコマの「クロウ船長」をどこかの土地に移動させます。

クロウ船長を移動させたプレイヤーは、移動先の土地の「しげん」チップを2枚もらうことができます。下の図の場合、砂金川で手に入るゴールドのチップを2枚手に入れることができます。

クロウ船長はその土地の「しげん」を奪うおじゃまコマです。

その後、サイコロを振ってクロウ船長がいる土地の数字が出た場合、海賊キャンプがあったとしても「しげん」チップをもらうことができません。

②建設

「しげん」チップが集まったら、海賊キャンプ or 船を建設することができます。必要な「しげん」チップはコスト表に記載されています。

建設ルールの注意点は以下のとおりです。

  • 海賊キャンプは、自分の船のとなりの建設地にのみ建設できる
  • 船は、自分の海賊キャンプのとなりの航路にのみ建設できる
  • 1ヶ所の建設地にはキャンプを1つだけ、1ヶ所の航路には船を1つだけ建設できる

つまり、海賊キャンプと船は交互に配置していかなくてはなりません。

③ココカードを引く

お助けキャラのココに助けを求めることもできます。

「しげん」チップと交換で山札からココカードを1枚引きます。必要な「しげん」チップはコスト表に記載されています。

ココカードには、以下の3種類があります。

描かれた「しげん」チップをもらう

海賊キャンプ or 船を建設

クロウ船長を移動させる

使ったココカードは、プレイヤーの手元に置いておきます。ココカードを一番多く持っているプレイヤーは、ボーナスとして「6」の城に自分の海賊キャンプを設置することができます。

誰かがココカードを引いて同じ枚数になったら、キャンプを戻さなくてはなりません。

つまり「6」の城は、ココカードを引くたびにキャンプを設置できるプレイヤーが入れ替わることになります。

トマタ

「6」の城からは「しげん」はもらえないけど、建設したキャンプが1つ増えるので、その分ゴールが近づくよ

「しげん」チップを交換する

建設したり、ココカードを引いたりするために、「しげん」チップを交換することができます。

交換には、「1対1交換」と「2対1交換」の2種類があります。

1対1交換

自分の持っている「しげん」1枚と救命浮き輪の「しげん」1枚を交換することができます。

この交換は、1回の手番中に1回だけ行うことができます。

2対1交換

自分の持っている「しげん」2枚と共通ストックの「しげん」1枚を交換することができます。

この交換は、1回の手番中に何回でも行うことができます。

ゲームの終了

順番に手番を繰り返し、誰かが自分の海賊キャンプを7つすべて建設したらゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。

カタンジュニアの親目線レビュー

それでは、筆者が実際に購入して良かった点と微妙だった点をレビューしていきます。

カタンジュニアの魅力

  • 小学生低学年くらいの知育玩具として優秀
  • 30分くらいのプレイ時間が丁度良い
  • カタンスタンダード版の入門編として最適

小学校低学年くらいの知育玩具として優秀

カタンジュニアは、簡略化されているとはいえ、ある程度の戦略も必要になります。

戦略を考えるというのは、5歳の娘にはまだ少し難易度が高いようでしたが、8歳の息子は大人とほとんど変わらず論理的に考えながらプレイをしていました。

  • 早く建設をするための効果的な交換方法は?
  • 貴重な「しげん」を手に入れるためにどこから海賊キャンプを作るか?
  • 次の手番で相手に必要な「しげん」チップを与えないための1対1交換は?

そんなことを考えながらプレイをすることができています。

このレベル感が小学校低学年くらいの子どもにとって、簡単すぎず、難しすぎない絶妙なレベル感だと思います。

30分くらいのプレイ時間が丁度良い

カタンジュニアのプレイ時間は約30分。誰かの海賊キャンプが7つできたら終了というルールなので、まず時間が延びすぎるというようなことはありません。

30分は小さな子どもでも集中力を持続しやすい丁度良い時間だと思います。

むしろ何度も繰り返しやりたくなるようで、「もう一回!もう一回!」と毎回のようにせがまれています。

トマタ

5歳の娘も飽きることなく最後までプレイすることができています。

カタンスタンダード版の入門編として最適

カタンの魅力は何もない無人島を開拓して島を作り上げていくこと。

開拓地や都市が増えていくと資源を集めやすくなり、どんどん建設できるようになっていきます。資源の回収と開発を繰り返す、まさに拡大再生産!

この基本的な構造を残しながらもうまく簡略化されているのがカタンジュニアの魅力

交渉なし、建設ルール簡略化、建設のグレードアップなしなど、子どもたちが理解しやすいよう、よく考えられています。

ゲームバランスも子ども向けに考えられており、交換を使えばどの「しげん」でも比較的簡単に手に入れることができます。「金」が貴重な「しげん」で、手に入りづらい設定になっていると思いますが、クロウ船長や交換を駆使すればそれなりに集めることもできます。

欲しい「しげん」が集まらず、大負けして子ども泣いちゃう(ボドゲあるある)・・・という悲劇が起こるリスクはかなり低いかと思います。

基本的なゲームの構造は同じなので、将来的にカタンスタンダードをプレイするための練習としてもピッタリ!

私も「ゆくゆくは家族でカタンスタンダード版をプレイしたい」という想いから、そのきっかけになればと思ってカタンジュニアを購入しました。いつか二人の子どもとカタンスタンダード版に進級したいですね!

トマタ

カタンジュニアは、スタンダード版のプレイが難しい子どもと遊ぶのに最適!

カタンジュニアのちょっと微妙な点

子ども向けにわかりやすく作られているため、ある程度定石が決まってしまっているのが気になったポイントです。

カタンスタンダード版と違い、土地の配置や初期位置が決められているため、船やキャンプを作る順番は毎回同じになってしまいがちです。

ただし、これはあくまで大人目線での話。それが子どもにとっては丁度良いレベル感で、何度プレイしても飽きずに楽しんでいます。最近の土日はカタンジュニアをせがまれすぎて困っているくらい(親的にはこれもちょっとデメリットかも)・・・。

カタンジュニアでは物足りなくなってくるようなら、それがスタンダード版へのステップアップのタイミングかもしれませんね!

まとめ

今回は名作ボードゲームの子ども版「カタンジュニア」についてレビューしました。

子どもと一緒にカタンをしたい方、カタンをやったことがないけど入門編を試したいという方には強くおすすめできるゲームです。大人でもしっかり楽しめますよ!

トマタ

カタンジュニアから入門して、将来的にはカタンスタンダード版にステップアップしたい!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

この記事が少しでも皆さまのお役に立てますように・・・ではまた!

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この記事を書いた人

本業:経理マン、副業:底辺FP(腐っても1級)

2児の父親でもあるリーマンFPが、ファミリー世帯のための『子育て情報』と『マネーリテラシー向上に繋がる情報』を発信していきます

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