子どもの習い事にかけるお金はいくらまで?子育てリーマンFPの解説

こんにちは!トマタです!

本記事では、小学生と幼児、二児の父親でもあるリーマンFPの筆者が、子どもの習い事にかけるべき予算について解説していきます。

子どもの将来のためだから、できる限り習い事はさせてやりたいけど、どこまでお金をかけていいのかしら?

こんな疑問をお持ちの保護者は多いのではないでしょうか?

「子どもの将来のため教育費だけは惜しみたくない」という家庭も多く、教育費は家計の聖域になりがち。私も親ですから、その気持ち、よくわかります。

トマタ

でも、その考えはとっても危険なんだ!

家計に余裕がないにもかかわらず、たくさんの習い事やお稽古をしたばかりに、将来の教育費が足りなくなる・・・という悲劇もあり得ます。

「習い事貧乏」にならぬよう、今のうちに家計のチェックをしておきましょう!

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目次

習い事にどれだけお金をかけて良いのか

習い事にかけるお金の平均

まずは世間のご家庭が習い事にどのくらいのお金をかけているのかを見ていきましょう。

株式会社バンダイのアンケートによると、子ども1人あたりにかけている平均は、約1万3千円

出典:株式会社バンダイ「子どもの習い事に関する意識調査」

小学校入学前は1万円未満ですが、小学校に上がると1万円を超え、年齢が上がるにつれて増えていく傾向のようです。

小さいうちは何とかなったとしても、その先には中学、高校、大学進学も待ち構えています。年齢が上がれば教育費が更に上がっていくことは避けられませんので、教育資金は長期的な計画が必要です。

習い事にいくらまで使って良いのか?(一般論)

では、家計の中の習い事予算、一体いくらで設定すれば良いのでしょうか?

あくまで一般論ですが、習い事にかけても良い金額は、手取り収入の5%程度と言われることが多いです。

厚生労働省の「2022年 国民生活基礎調査の概況」では、児童のいる世帯の、2021年の平均所得金額は、785万円となっています。そして、2021年の児童のいる世帯の平均児童数は、1.69人
(出典:2022年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省)

平均所得金額から、手取り年収がざっくり600万円程度であるとすると、子ども1人あたりにかけられる習い事の費用は、以下のような計算になります。

600万円 ÷ 1.69人 × 5% ÷ 12カ月 ≒ 約1万5千円/月

トマタ

子ども1人あたりにかけている平均額とかなり近い数字になっているね

習い事にかけて良い限度額の計算

手取り収入の5%程度というのは、あくまで一般的な話。家計の事情は家庭によって様々ですので、一概に言えるものではありません。

そもそも、家計における支出は、以下の3つに分類することができます。

  • 消費:生活に欠かせないものを購入する支出(食費、家賃、通信費、水道光熱費等)
  • 浪費:生活を豊かにするための贅沢や無駄な出費(交際費、旅行、外食、贅沢品購入、ギャンブル等)
  • 投資:将来リターンを得るための支出(貯蓄、投資、書籍、教育費等)
トマタ

習い事は子どもの未来への投資だよ

3つの支出のうち、消費は絶対に必要なお金。

だから私は、手取り収入全体のパーセンテージで考えるよりも、収入から消費(=最低限の生活費)を除いた金額をベースに「浪費と投資にいくら使えるのか」を考えることをおすすめしています。
※別の話ですが、消費を抑える努力も大事ですよ

例えば、消費が手取り収入の70%だったとすれば、残りの30%を浪費と投資に振り分けることができます。

その振り分け方は個人の価値観次第。同じ家計は二つとなく、家計の事情は家庭によります。
極端に言えば、30%すべてを子どもの習い事に費やすことだってできてしまうわけです(おすすめはしません)。

FP的には将来の必要資金から逆算して一定程度の貯蓄と投資を確保していただきたいところです。

もちろん、一定程度は生活を豊かにする浪費だって必要。

家庭における子どもの習い事のプライオリティを良く考えて、家計の中での割合を考えていきましょう!

人気の習い事はいくらかかるのか

では、子どもの習い事、それぞれ平均額はどのくらいでしょうか?

下記の株式会社イオレのアンケートの中で、特に人気の高い習い事について、順番に見ていきましょう。

出典:株式会社イオレ 2023年版「子どもの習い事に関するアンケート」

水泳

ランキング堂々の第1位。幼少期の体力づくりに良く、昔から人気の習い事ですよね。
月額6,000円~9,000円くらいのところが多いようです。

選手コースになると、週に2~3回程度通うことケースが多く、金額も12,000円以上が相場になります。

その他、スイミングスクールでは、月謝以外にも以下のような費用がかかります。

  • 入会金
  • 年会費
  • スクールバス料金
  • 水着やバッグなどの指定用品 など

サッカー

地域のサッカー少年団に通うか、サッカークラブに通うかで、費用に大きな差がつきます。

  • サッカー少年団:月額2,000円~5,000円
  • サッカークラブ:月額5,000円~7,000円

私も幼少期に通っていましたが、サッカー少年団は有志の指導者であることが多く、価格は安い傾向があります。

一方、サッカークラブは専門のコーチが指導をしてくれますので、技術の育成により期待することができます。質の高い指導や練習環境にこだわるならば、サッカースクールが選択肢となるかもしれません。

英会話

1回あたりのレッスン時間によっても異なりますが、子ども英会話は月額6,000円~10,000円程度のところが多いようです。

ただし、外国人講師が指導をする教室は月謝の相場も上がります。特に外国人+日本人のペアレッスンを売りにするような教室では、12,000円を超えるケースが多くなります。

一方、オンライン英会話ならばリーズナブルな教室が多く、月額3,000円程度で習うことができるところも増えています。

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ピアノ

大手ピアノ教室であれば、月額6,000円~10,000円くらいが相場となりますが、マンツーマンでよりハイレベルなレッスンを受けるためには、15,000円~20,000円程度かかるところが多いようです。

何よりも高額になるのがピアノの購入費用。電子ピアノでも本物のピアノタッチに近いものを選ぶなら、200,000円以上は見ておいた方が良いでしょう。

比較的お金のかかる習い事ではありますが、特に女子には人気の高いピアノ。始めるなら3歳~5歳がベストです。
音楽の基礎とも言われていますので、何に興味があるかわからないのであれば、まずはピアノを始めてみるのも良いかもしれません。

ピアノを始めるなら椿音楽教室で!

バレエ

ランキング上位ではなかったのですが、我が家の娘が通っているので番外編として。

娘の通うバレエ教室は、幼児コースで月額8,000円程度。その他の主な費用としてレオタードの購入には10,000円くらいかかりました。

それより何より…。驚愕だったのは発表会!!
昨年4歳で初舞台を踏んだのですが、かかった費用は1回の発表会で約70,000円

出演時間の短い幼児クラスでこの値段。小学生になると更に金額は上がるみたいです。我が家にとって気軽に払える金額ではありませんが、娘にやる気のある限り、パパ頑張ろうと思います。。

トマタ

でも娘の初舞台は感動でした…!

習い事(=子どもの教育費)だからといって聖域ではない

子どもにとって、習い事は成長のための大きな機会です。もしかしたら、我が子の特別な才能が見つかることもあるかもしれません。

だからこそ・・・、

子どもの教育にかけるお金だけはケチりたくない

この気持ちは親心として当然だと思います。これこそ、親の『愛』ですよね。

でも、子どもの教育も一つの投資です。投資は余剰資金でやるというのが大原則。

家庭の余剰資金には限りがあります。子どもの教育が大切だからといって制限なく使うのではなく、習い事予算を捻出するために余剰資金を増やす努力をしていきましょう

まとめ

今回は、子どもの習い事にかけるべき予算について解説しました。

習い事は子どもの才能や興味を伸ばす絶好の機会。
予算と効果のバランスを見ながら、親として子どもに最適の習い事を見つけてあげたいですよね。

トマタ

子どもの得意と興味を見つけるのが親の役目!

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

この記事が少しでも皆さまのお役に立てますように・・・ではまた!

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この記事を書いた人

本業:経理マン、副業:底辺FP(腐っても1級)

2児の父親でもあるリーマンFPが、ファミリー世帯のための『子育て情報』と『マネーリテラシー向上に繋がる情報』を発信していきます

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